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1879年、アルベルト・バルディビエソ氏により設立され、南アメリカで最初にスパークリングワインを生産した家族経営のワイナリー。現在では、チリ国内のスパークリングワイン市場でそのシェアを65%にまで伸ばし、品質・生産量ともにトップ生産者としての地位を確立しています。
設立者であるアルベルト・バルディビエソ氏は裕福な家系の出身で、社交界でも多くの有名人と親交を深めていた人物でした。ヨーロッパを何度も旅し、殊にパリに長く滞在した経験の持ち主で、そこで学んだ醸造学の技術と理論、とりわけ強い関心を抱いていたシャンパーニュの技術を、故郷のチリで実践したいと考えるようになりました。
チリに帰国後、家族経営の小さなワイナリーを買収、近代的な設備を整え、高品質なワインの生産を目指しました。フランスから苗木も取り寄せましたが、その中にはチリで最初に植えられたシャルドネも含まれていました。バルディビエソのスパークリングワインはチリの社交界ですぐさま注目を集め、現在のトップシェアを築く礎となったのです。
1980年代には、チリの偉大なテロワールを反映させた上質なスティルワインの生産を開始。
100年以上の月日をかけて培った歴史と伝統は今やスパークリングワインの枠に留まらず、スティルワイン、スパークリングワインのいずれのカテゴリーにおいても、世界基準のワインを生み出すワイナリーとして数々の賞を受賞し、多くのテイスターや消費者に認められるようになっています。
チリの魅力、テロワールを語る造り手 南北4000km以上にも及ぶ国土を誇る一大産地チリは、北のアタカマ砂漠、西の太平洋、東のアンデス山脈、南のパタゴニア氷原と、砂漠、海、山々に周囲を取り囲まれた特異な環境。 世界のブドウ生産者の天敵である害虫“フィロキセラ”の被害も無く、太陽の恵み・手付かずの自然に恵まれた、世界屈指のワイン産地です。 バルディビエソでは、このテロワールの概念も積極的に取り入れチリの多様な気候風土を生かし、それぞれのブドウに最も適した産地を厳選、チリらしい理想のワインを求めブドウを栽培しています。
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