■耳鳴り・めまいの対策に苓桂朮甘湯
苓桂朮甘湯は「耳鳴り・めまい」に効能効果が認められている漢方薬です。
苓桂朮甘湯は、「傷寒論」という中国の古い書物に記載されています。茯苓、桂皮、白朮、甘草という4種類の薬草からなり、各薬草から漢字を一文字ずつとって「苓桂朮甘湯」と名付けられました。
漢方では、「気」「血」「水」の3つが、体内をバランスよく循環することで、健康が保たれていると考えられています。そのバランスが崩れることで耳鳴り・めまいが起こります。
苓桂朮甘湯は、「気」を補って、その上昇を助けるとともに、たまった「水」をとり除く処方です。一般に、体内に水分が余ることで起こると考えられる、めまい、立ちくらみ、頭痛、耳鳴りなどに作用します。
「歳のせいだよ」と周りには分かってもらえない。耳鼻科で相談しても「慣れるしかない」と言われた。
そんな方は、諦めないでぜひ一度試し下さい。
■苓桂朮甘湯はこんな方におすすめ
・めまいで起き上がれない、歩けない
・グルグル・フラフラする
・耳鳴りで眠れない、集中できない
・耳鼻科で耳鳴りを相談しても「慣れるしかない」「歳のせいだ」と言われた
・耳鳴りを周りに理解してもらえない
【成分】
3包(1包 1.5g)中
苓桂朮甘湯エキス 1.7g
・ブクリョウ:6.0g
・ケイヒ:4.0g
・ビャクジュツ:3.0g
・カンゾウ:2.0g
※上記の生薬より抽出したエキス
添加物として乳糖、トウモロコシデンプン、セルロース、部分アルファー化デンプン、
ステアリン酸 Ca、無水ケイ酸を含有する。
【適応症】
体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症:
立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏
【用法・用量】
次の1回量を1日3回食前又は食間に服用すること。
年齢:1回量
・大人(15才以上):1包
・7才〜14才:2/3包
・4才〜6才:1/2包
・4才未満:服用しないこと
小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させること。
【使用上の注意】
・相談すること
1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。
むくみ
(6)次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病
2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
関係部位 : 症状
皮膚:発疹・発赤、かゆみ
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。
偽アルドステロン症、ミオパチー : 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
3. 1ヵ月位(便秘に服用する場合には一週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
4. 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
【保管及び取扱い上の注意】
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと。(誤用の原因になったり品質が変わる。)
(4)1包を分割した残りを服用する場合には袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用すること。
【添付文書】
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